DBIは、Switch本体にインストール済みのソフト/アップデート/DLCなどをPCにバックアップしたり、バックアップしたソフト/アップデート/DLCなどをEmuNANDにインストールする際に使用するとても便利なアプリです。
インストール方法
上記のリンクから最新バージョンの「dbi.nro」と「dbi.config」をダウンロードして、SDカードのsdmc:/switch/DBI/にコピーします。
(switchフォルダ内にDBIフォルダを作成し、その中にファイルを入れてください。)
起動方法
DBIは「アプレットモード」と「アプリケーションモード」のどちらからでも起動可能ですが、DBIのREADMEに「DBIは主にアプレットモードで使うように設計している」と記載されているので、ゲーログではアプレットモードで起動する前提で解説をしています。
アプレットモード
アルバムから起動するhbmenuのことで、メニュー上部に赤字でAppletModeと表示されます。
使用可能なRAMが442MBに制限されます。
アプレットモードで起動したDBIは背景が青くなります。
アプリケーションモード
Rボタンを押しながらゲームタイトルからオーバーライドして起動するhbmenuです。
3.2GBのRAMが使用可能です。
アプリケーションモードで起動したDBIは背景が黒くなります。
使用方法
Browse SD Card
SDカード内に保存したNSP/NSZ/XCI/XCZファイルをインストールします。
Install title from DBIbackend
dbibackend.exeを使用して、USBケーブルで接続したPCからNSP/NSZ/XCI/XCZファイルをインストールします。
Install from Gamecard
ゲームカードからSDカードまたはNANDメモリーにゲームをインストールします。
Browse installed applications
インストールしているゲームとその詳細(プレイ時間や起動回数など)を表示します。またアップデートやDLCを個別に削除したり、ゲームのアップデートチェックをリセットすることも可能です。
Tools
- Cleanup orphaned files
削除したゲームに関連する不要になったファイルやチケットなどを自動で消去します。 - Delete parental controls
ペアレンタルコントロールを完全に削除します。
- Delete user
選択したユーザーをシステムから完全に削除します。
- Run random game
インストールされているゲームの中からランダムにゲームを起動します。
- System info
詳細なコンソール情報を表示します。
Browse tickets
ゲームチケットの表示と削除を行えます。
Browse saves
保存されているセーブデータを表示して、バックアップや削除などの操作を行えます。
Run MTP responder
USB-Cケーブルで接続したPCやAndroid端末とデータ転送をする為の機能です。
MTP responderを起動すると以下の画面が表示されるので、60秒以内にUSB-CケーブルでPCやAndroid端末と接続してください。
以下の画面が表示されれば接続成功です。
PCに以下のウィンドウが開いてファイル転送が可能になります。
- SD Card
SDカード内のファイルやフォルダの表示、コピー、削除を行えます。4GBを超えるファイルをSDカードにドロップすると、DBIが自動的にファイルをアーカイブフォルダに分割し、Switchが1つのファイルとして参照できるようにします。 - Nand USER
Switch内蔵メモリのUSERパーティションからファイルやフォルダを閲覧し、PCにコピー可能です。(読み取り専用です) - NAND SYSTEM
Switch内蔵メモリのSYSTEMパーティションからファイルやフォルダを閲覧し、PCにコピー可能です。(読み取り専用です) - Installed games
Switch内蔵メモリやSDカードにインストール済みのゲームが表示されます。Installed gamesからゲーム名のフォルダをPCにコピーするだけで、ゲームをNSP形式でダンプすることが可能です。その際に個人情報が消去された共通のゲームチケットが生成されます。 - SD Card install
このフォルダにNSP/NSZ/XCI/XCZファイルをドロップまたはコピーすると、SwitchのSDカードにインストールを開始します。 - NAND install
このフォルダにNSP/NSZ/XCI/XCZファイルをドロップまたはコピーすると、Switch内蔵メモリにインストールを開始します。 - Saves
Switchの内部メモリに保存されているすべてのセーブデータにアクセス可能です。インストール済み、アンインストール済み両方のゲームのセーブデータをバックアップ、復元、管理できます。 - Album
ゲームのタイトルごとに公式アルバムのスクリーンショットやビデオに直接アクセスできます。 - Gamecard
Switchにゲームカードが挿入されている場合のみ表示されます。PC上でXCI またはトリムされたXCIにダンプすることが可能です。個人のRSA証明書は自動的に削除され個別にダンプされます。
Activity log
すべてのユーザーのゲーム内のアクティビティグラフを日付ごとに表示します。起動すると2種類のタブが表示され、(L)ボタンと(R)ボタンを使用して切り替えることができます。
Configuration
DBIの設定を変更することが可能です。設定した内容はdbi.configに保存されます。
General
- Direct exit to homescreen
Noの場合はDBIを終了するとhbmenuに移動し、Yesの場合はスイッチのホーム画面に移動します。
- Log events & opera
インストール、整合性チェック、クリーンアップのイベントログを保存するかどうか。 - Highlight update files
ファイルマネージャーでインストールされているゲームのアップデートを強調表示します。
- Rotate screen upside down
画面を 180 度回転します。
- Rotate joycon upside down
反転した画面に合わせてコントロールを反転します。
- Use under/over clock
アイドル時のSoC(System-on-a-Chip)周波数の最適化を無効にします。
- Browse saves in RO mode
Browse savesを読み取り専用モードに設定します。
- Show ‘Update From Here’
「Browse SD Card」内のコンテキストメニューに「update all tittles from here」を表示します。 - Save backup folder
セーブデータのバックアップを保存するフォルダを指定します。 - Logs folder
ログファイルを保存するフォルダを指定します。 - Title dumps folder
ダンプしたゲームを保存するフォルダを指定します。 - Version info URL
versions.txtのアドレスを指定します。 - Show cache warming indicator
インストールされたプログラムに関する情報をキャッシュする際に通知を表示します。
- Put cursor down after selection
Xボタンでゲームをマークした後、カーソルを下に移動します。
- Screen idle time in seconds
スクリーンをスリープモードにする時間を指定します。 - Autorepeat buttons when holding
ボタンを押したままメニュー内を移動します。
- Cursor on both panels
非アクティブなパネルにカーソルを表示します。
Applications
- Show LFS folder size (slow)
インストールされている LFS(Large File Storage) mods のサイズの計算を有効または無効にします。有効にした場合、”Browse installed applications “メニューを開く速度に影響する可能性があります。
Install options
- Check hash during install
yesに設定すると、ゲームインストール時にncaファイルのハッシュ値をチェックします。
- Chunked network transfer
Chunked Transfer(分割転送)を有効または無効にします。
MTP options
- Show combined NSP
Noに設定するとマルチタイトルのNSPファイルが「Installed games」に表示されなくなります。
- Show ‘Mods & Cheats’ folder
「Installed games」内の「Mods & Cheats」フォルダを表示します。
- Use TitleID for ‘Mods & Cheats’
「Installed games」内の「Mods & Cheats」のフォルダ名をTitleIDとして表示します。 - Turn off screen
MTP使用時にコンソール画面をオフにします。
- Android extension
MTPを使用するときに対応するコマンドセットを使用します。
libmtpベースのPCクライアント (LinuxやmacOS) 用の拡張機能です。
- Single URB transfer
データ転送を効率化します。
Main menu
- 「Main menu」に表示する項目を切り替えます。
MTP storages
- 「MTP Responder」を使用時に、PC/Android側に表示される項目を切り替えます。
FTP options
- Turn off screen
FTP使用時にコンソール画面をオフにします - Start local Access point
SwitchをFTPクライアントが直接接続できるアクセスポイントとして動作させます。 - Read file date
ファイルの更新日時を読み込みます。
Access Point
- SSID
FTP接続用のSSIDを設定します。 - Password
FTP接続用のパスワードを設定します。 - Use 5 GHz
通信に5GHz帯を使用します。
- Use hidden SSID
検索用のSSIDを非表示にします。
Exit
DBIを終了します。
終了時の動作を「Direct exit to homescreen」で設定可能です。